怪演俳優・佐藤二朗の狂気と愛嬌、なぜ日本中が彼に熱狂するのか

怪演俳優・佐藤二朗の狂気と愛嬌、なぜ日本中が彼に熱狂するのか

怪演俳優・佐藤二朗の狂気と愛嬌、なぜ日本中が彼に熱狂するのかにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

シリアスな演技力の極致として記憶に新しいのが、三谷幸喜脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』における比企能員役だ。権力闘争の渦中で徐々に猜疑心を募らせ、一族の存亡を背負って冷酷な謀略へと身を投じていく様は、視聴者を戦慄させた。

普段の柔和なパブリックイメージを完全に消し去り、血走った瞳と低く響く声で権力欲を体現する姿は、まさに怪演と呼ぶにふさわしいものだった。喜劇で培った独特の「間」が、シリアスな場面では張り詰めた緊張感へと反転する。笑いと狂気は紙一重であるという真理を、彼は自らの肉体をもって証明してみせたのだ。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。