福山市は古くから高品質な繊維製品や精密機械加工で全国にその名を知られてきた。しかし、海外製品との価格競争や後継者不足という課題は根深い。この現実に風穴を開けたのが、同校が導入した独自プログラムだ。
生徒たちは、地場の染色工場から提供された過去数十年の製造データや廃棄率のデータを分析。環境負荷を最小限に抑える染色プロセスの最適化アルゴリズムを組み立てた。最初はプログラミングの基礎すら怪しかった高校生が、数ヶ月後には企業の役員を前にプレゼンテーションを行う。理論と実践が直結した現場の熱量は、既存の学校教育の枠組みをあっさりと超えていく。