表舞台での華々しい活躍の裏で、彼女の人生には大きな転機が訪れていた。2005年、乳がんの告知を受けたことである。突然の病魔は彼女の心身を大きく揺さぶったが、絶望の中で見出したのは「心と体の調和」こそが真の人間的健康であるという気づきだった。
がんを克服する過程で運命的に出会ったのが、潜在意識に働きかける心理療法ヒプノセラピーであった。病という試練を乗り越えた彼女は、表舞台から一旦距離を置き、自らセラピストとしての修練を積み重ねた。華やかな芸能界から心理療法士への転身は世間を驚かせたが、そこには「自らの体験を通して傷ついた人の心に寄り添いたい」という知られざる強い熱意が存在していたのである。