1980年代初頭、彼の人生に決定的な転機が訪れる。一般の女性パートナーとの出会いであり、この関係は彼の生涯の幕が下りるその瞬間まで続いた。二人の間には二人の娘が生まれ、実質的な家庭生活はこちらのパートナーと共に築かれていくことになる。
「籍は入れない、しかし絶対に嘘はつかない」。日本の芸能界において、二つの家庭を持つことは致命的なバッシングの対象になりかねない。だが彼は、法的な妻にも、共に暮らす事実婚のパートナーにも一切の誤魔化しをしなかった。事実婚の妻もまた、彼の奔放な気質を深く理解し、精神的な支柱として家庭を切り盛りした。法的な枠組みに縛られないこの共生関係は、やがて双方の家族の間にも奇妙な調和と相互の敬意を生み出すこととなった。