インターネット上では「サラダチキンは添加物まみれで危険」「毎日食べると体を壊す」といった極端な言説が散見されます。食品衛生学および原材料表示の事実に基づいて整理します。
多くの製品で保水性や食感向上のために使用されているのが「リン酸塩(Na)」や「調味料(アミノ酸等)」です。これらは厚生労働省が定める食品衛生法に基づき、厳格な許容量の範囲内で使用されています。通常の食生活で1日1〜2個程度を摂取する分には、健康への重篤な悪影響を及ぼす科学的根拠はありません。
ただし、無視できないリスクが2点存在します。
1つ目は「塩分の過剰摂取」です。サラダチキン1個には、約1.0g〜1.5gの食塩相当量が含まれています。成人男性の1日あたりの目標塩分摂取量(7.5g未満)を考慮すると、3食すべてをサラダチキンに置き換えるような極端な食事は、明らかな塩分過多とむくみの原因になります。
2つ目は「賞味期限と開封後の衛生管理」です。未開封状態では1〜2ヶ月以上の保存が効く製品が多いものの、防腐剤を大量に使用しているわけではありません。加熱済み真空パックによって菌を抑えているため、開封後は24時間以内に食べ切るのが鉄則です。冷蔵庫に数日間放置した食べかけを口にすることは食中毒の温床となります。