浄土真宗の仏壇の花の飾り方と作法|Ngな花・配置・造花を徹底解説

浄土真宗の仏壇の花の飾り方と作法|Ngな花・配置・造花を徹底解説

浄土真宗の仏壇の花の飾り方と作法|Ngな花・配置・造花を徹底解説の要点を詳しく解説してご紹介します。

浄土真宗の仏壇に花を飾る際、まず理解しておくべきは仏花(ぶっか)がお供えされる根本的な意味です。一般的な仏教宗派では、故人の霊を慰め冥福を祈る「追善供養」としてお花をお供えします。しかし、浄土真宗では開祖・親鸞聖人の教えに基づき、亡くなった人は阿弥陀如来の慈悲によって直ちに極楽浄土へ往生し仏になる(即得往生)と説かれます。

そのため、浄土真宗において仏壇へ花を飾る行為は、故人の霊を呼び戻したり供養したりするためではなく、阿弥陀如来が建立した極楽浄土の清浄で光り輝く世界を仏壇上に表現する「荘厳(しょうごん)」を目的としています。色とりどりの美しい花々を通じて浄土の尊さを讃え、手を合わせる私たちが命の尊さや無常を教わる場となっているのです。

仏花の飾り方における基本ルールは以下の通りです。

  • 本数は割り切れない「奇数」が基本:仏花を組む際の本数は、3本・5本・7本などの奇数が伝統的な作法です。陰陽道や仏教思想において奇数は縁起の良い「陽の数」とされ、全体の調和が整いやすいためです。
  • 三角形のシルエット(杉盛・立花形式):中央に最も背の高い「真(しん)」を据え、左右に「受(うけ)」「控(ひかえ)」となる花や下草を広げ、正面から見て綺麗な二等辺三角形になるよう整えます。
  • 生花の色合い:白・黄・紫・赤・ピンクの「五色」を基調とすることが多く、日常のお参りでは白や黄色を中心に落ち着いた調和のとれた色を選定します。
小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。