洗顔に関して、ネット上では依然として誤った常識が散見されます。調査報道の視点から、特に注意すべき3つの誤解を正します。
- 誤解1:「キュッキュッ」とする洗い上がりが清潔の証拠である
洗顔後に肌がキュッキュッと鳴る感触は、皮脂膜だけでなく角層内の天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質まで過剰に洗い流されたサインです。これが続くと肌は防御反応として過剰な皮脂を分泌し、かえって毛穴の詰まりやインナードライを悪化させます。 - 誤解2:酵素洗顔は毎日朝晩使えば使うほど美肌になる
タンパク質分解酵素は古い角質だけでなく、健康な角層細胞の結合まで緩めてしまう恐れがあります。製品の指示がない限り、週に1〜2回のスペシャルケアにとどめるのが皮膚科学的な鉄則です。 - 誤解3:水洗顔だけなら絶対に肌が乾燥しない
就寝中にも皮脂は分泌され、空気中のホコリと混ざり合って数時間で酸化します。酸化皮脂は水だけでは落としきれず、肌荒れや毛穴の黒ずみの原因となるため、朝もマイルドな洗顔料を使用することが推奨されます。