ジミー大西という稀代のパーソナリティを語る上で、師匠であり人生の救済者でもある明石家さんまの存在は外せません。
もともと吉本新喜劇の裏方として舞台進行を手伝っていた大西青年でしたが、あまりの失敗の多さに居場所を失いかけていました。そんな彼を見かねた明石家さんまが自身の専属運転手として引き取ったことが、すべての始まりでした。
さんまとの数え切れないエピソードは、今なお語り草となっています。 車の運転中に「右へ曲がれ」と言われてワイパーを動かしたり、警察官との職務質問で珍回答を連発したりと、常人の想像を超える天然エピソードが続出。しかしさんまは彼を怒鳴り散らすのではなく、その規格外のズレを「極上の笑い」へと昇華させ、テレビの舞台へと押し上げました。「やってるやってる」「お前も頑張れよ」といった名フレーズは、さんまの番組を通じて日本中のお茶の間に浸透していきました。
また、日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年末特番「笑ってはいけないシリーズ」で見せた破壊的なパフォーマンスも語り継がれています。英語の発音レッスンVTRでの理不尽なカウント「テン、テン、テン……」や、変顔を駆使した理屈抜きのネタは、ダウンタウンやココリコをはじめとする現場の芸人たちを完全にノックアウトし、お笑い史に残る伝説となりました。