Q1:大豆を茹でるのと蒸すのでは、仕上がりにどのような違いが出ますか?
A1:茹でると大豆に含まれる水溶性の旨味成分や糖分が茹で汁へ溶け出してしまいますが、蒸すことで甘みとコクが豆の内部にしっかり凝縮されます。また、蒸し豆は水分過多になりにくく、納豆菌が好む適度な湿度バランスを保ちやすいため、粘りの強い納豆に仕上がります。
Q2:発酵が完了したのに糸引きが弱いのは何が原因ですか?
A2:主な原因は「保温温度の不足(40℃未満)」または「完成直後の観察」です。発酵直後は菌糸がまだ大豆表面に定着しておらず、十分な粘りが出ないことがあります。密閉して冷蔵庫で24時間以上休ませることで、菌が生成したポリグルタミン酸が安定し、強い糸引きが生まれます。
Q3:納豆作りを続けていると、他の発酵食品(味噌やパン)に影響は出ませんか?
A3:納豆菌は極めて耐熱性が高く、乾燥にも強い最強クラスの微生物です。同室や同じ調理器具でパンの酵母起こし、味噌作り、酒造り、麹作りを行うと、納豆菌が混入して他の菌の繁殖を阻害する「納豆菌汚染」を引き起こす恐れがあります。他の発酵食品を仕込む作業場とは場所や器具を明確に分ける配慮が必要です。