ホテル大野屋を語る上で欠かせないのが、古代ローマの公衆浴場を模した圧巻のスケールを誇る名物「ローマ風呂」です。ネット上では「ホテル大野屋 ローマ風呂 混浴」という検索ワードが後を絶ちませんが、結論から述べると現在は混浴ではなく完全な男女時間入替制で運用されています。
かつて昭和中期の一部期間において混浴として運用されていた歴史や、その圧倒的な広さ(約250畳、一度に約300人が入浴可能)から「混浴温泉なのではないか」という誤った先入観が令和の現在も独り歩きしています。現行のタイムスケジュールでは、夕方から夜にかけての時間帯と早朝で男性・女性の利用枠が明確に分かれており、異性が鉢合わせすることはありません。また、海を望む露天風呂や展望風呂に関しても「ホテル大野屋 露天風呂 男女入れ替え時間」に沿って厳格にローテーションされているため、女性の一人旅やファミリー層でも安心して湯浴みを楽しめます。
もうひとつ、宿泊検討者を躊躇させる要因となっているのが「熱海ホテル大野屋 心霊 噂」という奇妙な都市伝説です。現地を訪れて館内を歩くと、その噂が生じた背景がすぐに理解できます。ホテル大野屋は本館、高砂館、東館が入り組んだ巨大な構造をしており、増改築を繰り返した昭和の大規模旅館特有の「薄暗い渡り廊下」や「迷路のような階段通路」が存在します。一部の閉鎖された区画や、昭和レトロを通り越してノスタルジックな静寂に包まれた空間が、ネット掲示板やSNS上で「お化け屋敷のようだ」「心霊スポットではないか」と面白半分に脚色されたに過ぎません。警察の事件記録や過去の事故報道などを調査しても、同館に曰く付きの心霊現象が存在する客観的根拠は皆無です。