かつて「宝石の街」と呼ばれた御徒町。ジュエリーの加工職人や卸業者が集まるこのエリアは、一般の消費者にとっては少し敷居の高い場所だった。しかし、その景色は一変した。ガラスケースの向こうに並ぶのは、かつてのような完成された数千万円の宝飾品だけではない。数千円から手に入る、むき出しの結晶や原石だ。
世界的なインフレと資源高が続く2026年現在、実物資産としての天然石の価値は見直されている。特にこの街が持つ「圧倒的な在庫量」と「中間マージンを省いた価格設定」は、ネット通販では決して味わえないリアルな体験として若者を引きつけてやまない。