ここ数年で「フェムテック」という言葉は完全に定着した。月経周期を予測するアプリや、吸水ショーツ、さらにはオンライン診療サービスなど、テクノロジーを活用した女性向けヘルスケア製品が市場に溢れている。しかし、どれだけデジタル技術が進化しようとも、最終的に体内に取り入れるケアや、身体そのものの調子を整えるアプローチはアナログなままだ。
スマートウォッチで体温や心拍数の変化をトラッキングしつつ、体調の乱れを感じたら伝統的な生薬製剤でケアする。そんなデジタルとアナログを融合させたハイブリッドな健康管理が、令和の新しいスタンダードになりつつある。最先端のテクノロジーは、むしろ古くからある優れた知恵の価値を再発見するためのツールとして機能しているのだ。