クモやダンゴムシは昆虫じゃない?身近な虫の分類と見分け方を徹底解説

クモやダンゴムシは昆虫じゃない?身近な虫の分類と見分け方を徹底解説

クモやダンゴムシは昆虫じゃない?身近な虫の分類と見分け方を徹底解説について徹底解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

身近でありながら「昆虫ではない」代表格が、クモとダンゴムシです。彼らがなぜ昆虫の枠組みから外れるのか、その構造的な理由を解剖してみましょう。

まずクモは、節足動物門のなかでも「クモ形類(鋏角類)」に分類されます。外見を観察すると、体は昆虫のように3つではなく「頭胸部(とうきょうぶ)」と「腹部」の2つにしか分かれていません。さらに決定的なのが足の数で、クモの成体には8本の脚(4対)が生えています。頭部に触角がない点も昆虫との大きな違いです。

次に、丸まる姿が愛らしいダンゴムシやワラジムシです。彼らは陸上で生活していますが、生物学的な分類は「甲殻類(軟甲綱・等脚目)」に属します。つまり、カブトムシよりもエビやカニの遠い親戚にあたる生き物です。ダンゴムシの体は多数の体節に分かれており、成虫の足の数は14本(7対)もあります。呼吸器も陸生でありながらエラ呼吸の名残(偽鰓)を残しており、昆虫とはまったく異なる進化を遂げています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。