八菅山いこいの森の最大の魅力は、標高約225mの山頂一帯を巡るハイキングコースです。愛川町が配布している「散策マップ」を活用すれば、体力や同行者の年齢に合わせた柔軟なルート設計が可能です。
散策のハイライトとなるのが、山頂広場付近にそびえる「愛川町 八菅山いこいの森 展望台」です。らせん階段を登りきった最上階からは、360度の大パノラマが展開します。眼下には清流・中津川と愛川町ののどかな街並みが広がり、東側には遠く相模平野から横浜ランドマークタワー、東京スカイツリーまで見渡せます。西側には丹沢の雄大な山並みが連なり、晴天時の抜け感は県内屈指の爽快さを誇ります。
標準的なハイキングコースの所要時間は1周あたり約60分〜90分、難易度は初心者向けの「初級」です。林内はクヌギやコナラ、スギの美林に覆われ、歩道の大半は土の道ながら木道や階段が整備されています。ただし、雨上がり直後は粘土質の土が滑りやすくなるため、スニーカーやトレッキングシューズでの歩行が鉄則です。
また、春の八菅山は約800本の桜が一斉に咲き誇る花見の名所としても知られています。例年の見頃は3月下旬から4月上旬で、山肌が淡いピンク色に染まり、新緑の芽吹きと織りなすグラデーションは圧巻の美しさを見せます。