加山夫妻の歩みは、決して平坦な道のりばかりではありませんでした。若大将ブームの絶頂期に起きた親族企業の倒産に伴い、加山さんは数十億円にのぼる莫大な借金を背負うことになります。
生活が一変するほどの過酷な状況下でも、松本めぐみさんは一切取り乱すことなく、家計を切り詰めながら加山さんを励まし続けました。全国のホテルやキャバレーを回りながら完済を目指す夫を信じ、家庭をしっかりと守り抜いた妻の存在があったからこそ、加山さんは奇跡の復活を遂げることができました。
晩年に見舞われた大病や愛船「光進丸」の炎上など、幾多の試練が訪れるたびに2人の結束は強まりました。困難を乗り越えるごとに深まった絆は、今や誰にも揺るがせない境地に達しています。