並行輸入アイテムで常に付きまとうのが「偽物(コピー品)」のリスクです。特に海外製コスメは東南アジアなどを経由した粗悪な模倣品が紛れ込む事例が報告されており、オールドスパイスのデオドラント偽物見分け方の真相を正しく把握しておく必要があります。
ネット上のコミュニティやSNSに寄せられた被害報告を分析すると、不自然に安価な出品物を購入したユーザーから「薬品のような異臭がする」「塗った直後に脇が赤く腫れ上がり、激しい痒みに襲われた」「ロゴの印刷が微妙に滲んでいる」といった告発が散見されます。
真正品と粗悪な模倣品を見極めるための観察ポイントは、以下の4点に集約されます。
第一に「容器底面のロット刻印」です。米P&Gの真正品には、底面または側面にインクジェットまたはレーザー刻印による鮮明な英数字の製造番号(バッチコード)が打刻されています。偽物はこの印字が完全に欠落しているか、指で強く擦るだけで簡単に剥がれ落ちる粗雑なプリントであるケースが多発しています。
第二に「繰り出し機構とプラスチック成形の精度」です。正規品は下部のダイヤルを回した際、適度な抵抗感とともに滑らかにスティックがせり上がります。一方の模倣品はダイヤルが異様に固い、あるいは空回りして中身が崩れるといった金型の甘さが露呈します。
第三に「スティック本体のテクスチャーと色調」です。最も流通量の多いブルーのデオドラントスティックは、透明感のある深みのある青色をしており、肌に塗布した瞬間は滑らかに伸びます。偽物は濁った水色であったり、常温で異様に溶け出してベタつく粗悪なグリセリン塊のような質感を示します。
第四に「法定シールの貼付」です。日本国内の輸入業者が適法に通関させた並行輸入品には、必ず日本語で製造販売元、成分名、原産国が記載された法定シールが貼られています。個人が勝手に海外通販から転売しているフリマアプリの品にはこれがなく、肌トラブルが起きた際の補償も一切受けられません。