活動休止から約10年間、加賀谷氏は閉鎖病棟への入院、退院後のグループホーム生活、作業所でのリハビリなど、一歩一歩地道な治療を継続しました。そして2009年、相方である松本キック氏と再び手を組み、「JINRUI」名義でのライブ出演を経て「松本ハウス」としての復活を公式発表しました。
復帰後の彼らは単に昔の芸風をなぞるのではなく、自らの病気や障害をオープンにし、それを温かいユーモアへと昇華させる独自のポジションを築き上げました。現在の主な活動軸は以下の通りです。
全国の自治体、医療・福祉機関、教育現場を巡るメンタルヘルス講演活動は年間数十本規模に達し、当事者やその家族へ勇気を与え続けています。また、お笑いライブの舞台にも定期的に立ち続け、寄席や劇場で研ぎ澄まされたコントを披露。さらにNHKをはじめとするメディアでの特集出演や、執筆活動を通じたメンタルヘルス啓発にも精力的に取り組んでいます。