性差による骨格や脂肪の沈着パターンの違いから、身体の基準点を見極めるアプローチは男女でわずかに異なります。身体の構造を意識した上で、正しい手順を押さえておく必要があります。
ウエスト測り方女性のアプローチでは、まず鏡の前に背筋を伸ばして真っ直ぐ立ち、上半身を横に軽く傾けてみてください。その際に脇腹に「折れ線」が入るポイントこそが、ご自身のくびれの一番細い位置です。身体を直立に戻した状態でそのラインにメジャーを通し、床と平行になっているかを鏡で三方向から確かめます。柔らかいメジャーが背中側で垂れ下がったり、斜めに巻き上がっていると、それだけで2〜3cmの測定誤差が生じるため注意が必要です。
一方、直線的な体型が多いウエスト測り方男性では、女性のような明確なくびれが見当たりにくいケースが多々あります。男性の場合のウエストを測る正しい位置は、腰骨(ベルトが引っかかる骨盤の前上腸骨棘)のすぐ上、ちょうど腰骨と肋骨の隙間にあるわずかな窪みを目印にします。ボトムスを普段着用する腰骨のライン(腰回り)と、本来のウエスト(胴の最も細い部分)は異なるため、スラックスやビジネススーツの型紙がどこを基準にしているかを意識することが重要です。
そして男女を問わず測定の成否を分けるのが、正しい姿勢と呼吸のタイミングです。メジャーを巻いた際、無意識にお腹をキュッと引っ込めたり、逆に息を止めて胸を張ったりすると正確な値は出ません。両足を肩幅より狭く揃え、リラックスして軽く息を吐ききった自然呼気のタイミングで、メジャーを締め付けず肌にそっと添わせる平穏な状態で目盛りを読み取るのが鉄則となります。