『中学生日記』の大きな魅力の一つが、作中の「合唱コンクール」や「卒業式」のシーンで生徒たち自身が歌声を響かせた劇中合唱曲の数々です。劇団員やプロの子役ではなく、オーディションで選ばれた名古屋近郊のリアルな中学生が出演していたため、その合唱シーンには加工されていない生々しい青春の息吹が宿っていました。
番組内で印象的に使用され、全国の中学校でも歌い継がれた代表的な合唱曲一覧は以下の通りです。
- 『大地讃頌』(作詞:大木惇夫 / 作曲:佐藤眞) - 合唱コンクール回の定番。思春期のエネルギーの爆発を感じさせる重厚な混声四部合唱。
- 『旅立ちの日に』(作詞:小嶋登 / 作曲:坂本浩美) - 90年代後半以降の卒業式エピソードで頻繁に歌われ、涙を誘った定番曲。
- 『翼をください』(作詞:山上路夫 / 作曲:村井邦彦) - クラスの団結や葛藤を乗り越えるシーンで象徴的に使用。
- 『マイ バラード』(作詞・作曲:松井孝夫) - 「心から心へ」のフレーズが、教室内の人間関係の修復を描く回と見事にリンク。
- 『信じる』(作詞:谷川俊太郎 / 作曲:松下耕) - 2000年代の生徒たちの複雑な心理を映し出す楽曲として反響を呼んだ。
これらの合唱曲の楽譜は、現在でも教育芸術社や音楽之友社などから出版されている標準的な中学生向け合唱曲集(『クラス合唱曲集』『ニュー・コーラスフレンズ』など)に多数収録されており、楽器店や主要楽譜配信サイトで容易に入手可能です。