検定試験を主管する公益財団法人日本数学検定協会のデータによると、扇形に関する問題での失点原因の実に6割以上が、途中の分数計算や約分の段階で発生しているという。
ミスを激減させるテクニックとして専門家が推奨するのが、「先に360と分子を掛けるのではなく、比率の分数自体を極限まで約分してから360を掛ける」という順序の工夫だ。また、立体の展開図における「円錐の側面の扇形」では、中心角 = 360度 × (底面の半径 ÷ 母線の長さ) という短縮公式が絶大な威力を発揮する。こうした実戦的な知識を持っているかどうかで、試験時間内の余裕は大きく変化する。