ルパン三世の素顔を語る上で避けて通れないのが、生前の原作者モンキー・パンチ氏がインタビューや公式解説本で明かした公式設定です。ファンの間では「いつもの顔=素顔」と思われがちですが、原作者本人の見解は極めて冷徹かつミステリアスでした。
モンキー・パンチ氏は生前、複数のメディアや対談において「普段見せているあの顔(猿顔)も、実は精巧な変装用マスクの一つである」と語っています。さらに踏み込んで、「本名も素顔も誰も知らないし、ルパン自身も長年変装を繰り返すうちに、どれが本当の自分の顔だったか忘れてしまっているのかもしれない」という趣旨の発言を残しています。
つまり、公式設定におけるルパン三世は「固定された素顔を持たない男」であり、私たちが日常的に見ている顔そのものが、大怪盗としてのペルソナ(仮面)に過ぎないのです。