車のエアコンガス補充やり方と失敗の真相!Diy手順と費用相場検証

車のエアコンガス補充やり方と失敗の真相!Diy手順と費用相場検証

車のエアコンガス補充やり方と失敗の真相!Diy手順と費用相場検証に関心がある方へ、役立つ ヒントをご紹介します。

指定冷媒が「R134a」であり、微量減少による能力低下が明らかな場合に限り、専用工具を用いたセルフ補充が視野に入ります。手順自体は確立されているものの、1つの手順ミスが大事故に直結するため、細心の注意を払った作業が求められます。

作業前の準備と必須アイテム

作業には以下の工具および保安用品を揃える必要があります。安全メガネと厚手の手袋は、万が一の冷媒噴射による凍傷や失明事故を防ぐための必須装備です。

  • R134aエアコンガス缶(車両指定のもの。容量200g程度が一般的)
  • エアコンオイル缶(潤滑不足を防ぐためのコンプレッサーオイル・PAG系指定が主流)
  • 圧力計付きチャージホース(R134a低圧クイックカプラー対応品)
  • 保護メガネ・耐油作業手袋

車エアコンガス補充DIY手順のフロー

作業は風通しの良い屋外で、水平な場所に車を停車させて行います。

ステップ1:低圧ポート(L)の特定
エンジンルーム内にあるエアコン配管を探し、「L(Low)」と刻印されたプラスチックキャップを見つけます。絶対に「H(High)」と書かれた高圧ポートに接続してはいけません。高圧側は運転時に1.5〜2.5MPa以上の猛烈な圧力がかかっており、缶やホースが破裂する危険性があります。

ステップ2:チャージホースの接続とエア抜き(パージ)
ホースの缶切りバルブ針を完全に引っ込めた状態でガス缶をセットします。次に、低圧ポートのキャップを外し、ホースのクイックカプラーを「カチッ」と音がするまで確実に差し込みます。ここで極めて重要なのが「配管内のエア抜き」です。ホース内に残った空気がエアコン内部に入ると、空気中の水分が凍結して配管を塞ぎ、冷房不能に陥ります。ガス缶をわずかに緩めて「プシュッ」と一瞬ガスを噴出させ、ホース内の空気を追い出してから再びしっかりと締め込みます。

ステップ3:エンジン始動とエアコン最大稼働
窓を全開にし、エンジンを始動します。エアコンのA/CスイッチをON、設定温度を「最冷(LO)」、風量を「最大」、内気循環モードに設定します。コンプレッサーが作動し、マグネットクラッチが繋がって回転していることを確認します。

ステップ4:チャージホース圧力計見方と慎重なガス注入
圧力計の指針は、コンプレッサーが動いている時の数値を読み取ります。一般的なチャージホース圧力計見方として、メーターは色分けされていますが、「適正圧は外気温によって大きく変動する」点に最大の注意を払わなければなりません。

  • 外気温25℃付近:適正圧力はおよそ0.15〜0.25MPa(青〜緑ゾーン)
  • 外気温35℃を超える炎天下:0.25〜0.35MPa程度まで指示値が上昇するのが自然

缶を垂直に立てた状態でバルブの針を回して缶の上部に穴を開け、針を再び戻すとガスが車体側へと吸い込まれていきます。「缶を絶対に逆さまにして振らない」のが鉄則です。液体状態の冷媒(液冷媒)がコンプレッサーに直接流れ込むと、内部ピストンを破損させる「液圧縮」を引き起こします。缶が気化熱で冷たくなり、圧力が適正範囲に収まったら、バルブを閉じて低圧ポートからカプラーを素早く外します。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。