偽造グループの印刷技術は年々巧妙化していますが、ロート製薬が長年培ってきた製剤技術や特殊容器の特許構造までは完全に再現できていません。手元に届いた製品が本物かどうかは、以下の4つの部位を精査することで即座に看破可能です。
第1のチェックポイントは外箱とチューブ本体の「パッケージの違い」です。正規品は製薬会社ならではの極めてシャープなオフセット印刷が施され、微小な文字やバーコードのエッジが明瞭にプリントされています。一方、偽物はインクジェット出力特有の滲みや、フォントの太さの不均一さ(特に「薬用」「有効成分」などの漢字)が顕著です。また、チューブ底面に打刻されている「製造番号(ロットナンバー)」の刻印深度にも差が出ます。本物は均一な深さでプレスされていますが、偽物は印字が斜めにズレていたり、インク塗布のみでエンボス加工が施されていないケースが散見されます。
第2の決定打が「ノズルの形状」です。メラノCCの真骨頂は、ビタミンCの酸化を防ぐために極限まで空気を遮断するロート製薬独自の「滴下式チューブ」にあります。ノズル先端は非常に鋭利かつ滑らかな円錐状に成型され、チューブを軽く押して初めて1滴ずつポタポタと落ちるハイテク構造です。対照的に、偽物のノズルは金型の精度が低く、プラスチックの継ぎ目にバリ(成型不良の毛羽立ち)が残っていたり、先端の穴が大きすぎて傾けただけでドバッと液が漏れ出します。
第3に「匂いと使用感のギャップ」です。正規品はフレッシュな柑橘系(グレープフルーツ調)の微香があり、肌に馴染ませた瞬間にじんわりとした心地よい温感を感じます。偽物は油臭い匂い、工業用接着剤のような刺激臭、あるいは不自然に強い人工香料で誤魔化されており、塗布しても温感が全く生じないか、逆にヒリヒリとした化学火傷のような激痛を伴います。