柏木由紀子さんは1947年12月24日、東京都に生まれました。戦後復興期の東京において、世田谷周辺をはじめとする閑静な住宅街で幼少期を過ごしたと伝えられています。
彼女が芸能界へ足を踏み入れたきっかけは、小学生時代に入団した名門「劇団若草」でした。当時の劇団若草は、才能ある子役を多数輩出するエリート養成機関であり、月謝や衣装代、レッスンに通わせる親の経済力と時間的余裕がなければ所属を続けることは困難な時代でした。
少女時代には、その圧倒的な透明感と整った顔立ちから、少女向け人気雑誌『女学生の友』『りぼん』『マーガレット』の専属表紙モデルとして大抜擢。1964年には松竹映画『明日の夢あふれて』で本格的にスクリーンデビューを飾り、清純派女優としての確固たる地位を築きました。こうした華やかな経歴の裏には、幼少期から娘の個性と美意識を伸び伸びと育んだ実家の確かな経済的バックボーンが存在していました。