大阪市立大学から大阪公立大学への転換期における最大のトピックが、大阪府が主導する「授業料等無償化制度」の完全実施です。
国の高等教育無償化(給付型奨学金や授業料減免)には厳格な年収制限がありますが、大阪府の制度は段階的な拡大を経て、大阪府内に一定期間以上居住する世帯であれば、所得制限なしで授業料が無償となる画期的なスキームを構築しました。
この施策により、特に医学部や理工系学部など学費負担が大きくなりやすい進路において、府内出身の優秀層が私立上位校や他府県の国立大ではなく大阪公立大学を第一志望に据えるケースが急増しました。家庭の経済状況に左右されずに高度な高等教育を受けられる環境が整ったことは、受験地図を塗り替える大きな要因となっています。