忍野八海観光を満喫するために必要な忍野八海所要時間は、どのようなルートを辿るかによって大きく変わります。中心エリアに密集する湧池、濁池、鏡池、菖蒲池、お釜池、銚子池の6つを巡るスタンダードな散策であれば、約60分〜90分が目安となります。お土産の購入や食べ歩き、ランチの時間を加えるなら2時間程度を想定しておくとゆとりが生まれます。
もっとも賑わいを見せるのが、八海の中でも最大の湧出量を誇る忍野八海湧池です。水深約4メートルの深さを持ちながら、底に沈む溶岩や揺らめく水草、泳ぐニジマスの影までが手にとるように見渡せます。湧池のすぐ隣には売店が並び、常に多くの観光客で賑わっています。
一方、観光バスの団体客がほとんど訪れない「真の穴場」が存在します。それが中心街から東へ1キロほど離れた場所に位置する「出口池」です。忍野八海の中で最大の面積を誇るこの池は、深い木立に囲まれ、観光地の喧騒とは無縁の静けさを保っています。溶岩の割れ目から静かに湧き出る水面を眺めながら歩くひとときは、忍野村本来の清らかな空気を全身で味わえる贅沢な体験となります。
また、写真愛好家にとって外せないのが忍野八海富士山撮影スポットです。風のない穏やかな晴天時には、水面に逆さ富士を映し出す「鏡池」、茅葺き屋根の水車小屋と清流の向こうに富士を望む新名庄川(にいなしょうがわ)沿いの遊歩道は、絵画のような構図を切り取れる屈指の名所として知られています。