白点病の治療法には、浸透圧調整を利用した塩浴、市販の魚病薬を用いた薬浴、民間療法として知られる鷹の爪治療など複数の選択肢が存在します。病状の進行度や飼育環境に応じた適切な処置を選択してください。
1. 塩浴の正しい作り方と実践手順
メダカの塩浴の作り方で最も重要なのは「正確な濃度計算」です。メダカの体内塩分濃度(約0.9%)に近い「0.5%食塩水」を作成することで、体内外の水分の出入りを抑え、エラや腎臓にかかる浸透圧調整の負担を大幅に軽減します。
使用する塩は、添加物の入っていない「粗塩」または「食塩」を選びます。水10リットルに対して50グラムの塩を別容器で完全に溶かしてから、水槽にゆっくりと投入してください。急激な濃度変化はショックを与えるため、数時間かけて慣らすのが鉄則です。
2. メチレンブルーとグリーンFリキッドの薬浴プロトコル
明確に白点が複数確認できる場合は、ためらわずにメチレンブルー水溶液やグリーンFリキッドを用いた薬浴へと移行します。ウオノカイセンチュウはメダカの体表に潜り込んでいる「寄生期」には薬が効きにくく、成長して体表から離脱し、水中を漂う「遊走子」のタイミングで薬剤に触れることで死滅します。
したがって、薬浴期間は最短でも5日〜7日間維持し、途中で水換えを行う際は抜いた分の水量に見合う薬剤を追加して規定濃度を一定に保つ必要があります。