中濃ソースとはどんな調味料?ウスターとの違いや関西の謎を徹底解剖

中濃ソースとはどんな調味料?ウスターとの違いや関西の謎を徹底解剖

中濃ソースとはどんな調味料?ウスターとの違いや関西の謎を徹底解剖とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

食卓で混同されがちな各ソースですが、開発思想と狙う味覚設計はまったく異なります。関東圏のシェアを牽引するブルドックソースが昭和39年(1964年)に中濃ソースを世に送り出した際、掲げたコンセプトは「ウスターのスパイシーさと、とんかつのマイルドなコクを併せ持つオールマイティな調味料」でした。

一方、関西や広島を発祥とするオタフクソースなどに代表される「お好みソース」は、JAS規格上は「濃厚ソース」に属しますが、原料にデーツ(ナツメヤシの果実)や昆布出汁、椎茸エキスをふんだんに投入し、鉄板の熱でも酸味が飛ばないよう酸度を低く抑えるという独自の進化を遂げています。

種類・製品区分詳細・数値データ(JAS粘度・熱量)味覚の特徴・一般的な相場用途編集部の見解・評価ウスターソース粘度 0.2Pa・s未満
大さじ1杯 約19kcal辛口・高酸度・液状
串カツ、炒め物、下味付けキレのある辛味と酸味が際立ち、素材に衣が沈み込まずスパイシーに引き締める。中濃ソース
(ブルドック等)粘度 0.2〜2.0Pa・s未満
大さじ1杯 約23kcal甘辛中庸・適度な粘性
揚げ物全般、キャベツ、万能がけ1本で完結する万能選手。酸味と甘みのバランスが極めて優れ、汎用性が群を抜く。とんかつソース
(濃厚ソース)粘度 2.0Pa・s以上
大さじ1杯 約26kcal高粘度・果実リッチ・低酸味
豚カツ、エビフライ、コロッケ衣の上にしっかりと留まり、揚げ物の脂っこさをフルーティーな甘みで包み込む。オタフクお好みソース
(特殊濃厚ソース)粘度 2.0Pa・s以上
大さじ1杯 約24kcal高粘度・デーツ甘味・出汁感
お好み焼き、たこ焼き、焼きそば鉄板の熱にも負けない香ばしさと奥深いコク。粉もん専用に極限まで最適化。
山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。