全国の高校野球ファンの間では時に「沖縄尚学は県外からの越境選手や特待生ばかり集めているのではないか」という憶測がネット掲示板などで飛び交うことがあります。しかし、実際の沖縄尚学 高校野球 メンバーの内訳を精査すると、その大半が沖縄県内の中学軟式野球部や硬式クラブチーム出身者で構成されています。
同校の基本スタンスは「地元で育った原石を、論理的な指導と基礎練習で全国レベルへと引き上げる」ことにあります。中学時代は全国的に無名だった選手が、入学後の綿密なフィジカルトレーニングと投球フォームの矯正を経て、最速145km/h超の好投手に成長する事例は枚挙にいとまがありません。
その代表例が、プロ野球福岡ソフトバンクホークスで最多勝やノーヒットノーランを達成した沖縄尚学 東浜巨 出身プロ野球選手の存在です。東浜投手も高校時代に徹底して培った制球力と「球のキレ」、そして緻密なマウンド捌きを武器に大成しました。他にも嶺井博希捕手や砂川リチャード内野手など、プロの舞台で個性を発揮する卒業生を継続的に送り出している事実が、育成機関としての質の高さを裏付けています。