かつてニコニコ動画のランキングを席巻し、伝説のミリオン(現神話入り)を達成した熱気は、プラットフォームの境界を越えて拡散し続けている。現在ではYouTubeでのMV再生回数が数千万回規模に達し、Spotifyをはじめとする各種音楽ストリーミングサービスでも、新世代のリスナーによって連日プレイリストに追加されている。
動画共有サイト発のカルチャーがサブスクリプション時代へと移行するなか、十数年前のインディーズ楽曲がチャートの片隅でロングヒットを記録し続ける現象は極めて異例だ。世代交代が進んでもなお、リスナーが「自ら掘り起こしたい名曲」として選び取られている証左だろう。