郵便局の現場では、硬貨枚数制限と加算料金を巡る利用者の戸惑いが日常的に観察されています。都内郵便局の窓口担当者に取材を試みたところ、「硬貨算定機にかけるまで正確な枚数が分からず、結果として51枚や52枚になり、その場でキャンセルされるお客様が今も後を絶ちません」と証言します。
SNSやネット掲示板上でも、利用者によるリアルな体験談や苦悶の声が多数蓄積されています。
「子どもの貯金箱を整理して窓口へ持っていったら、窓口のカウンターで『合計53枚でした。このまま入金すると550円の手数料がかかりますが、3枚お返ししますか?』と親切に聞かれた。危うく手数料で大損するところだった」
「昔の感覚で小銭数百枚をそのまま窓口へ出したら、手数料が800円以上かかると言われて驚愕。仕方なく持ち帰って自分で数え直す羽目になった」
ここで知っておくべき現場の運用ルールがあります。それは「硬貨算定後のキャンセル」に関する規定です。ゆうちょ銀行の規約上、原則として窓口備え付けの機械で枚数を算定した時点で取扱手続きが開始されたとみなされます。一部の窓口では配慮によって「超過分の返却」に対応してくれるケースもありますが、本来は算定後に預け入れを取りやめる場合でも規定の手数料を請求されるリスクを孕んでいます。持ち込む前の自宅での事前カウントが自己防衛の絶対条件です。