SNSやネット掲示板では「井上尚弥の髪型は頭の形が良い人や小顔の人しか似合わない」といった声が散見されます。しかし、これは明確な誤解です。バーバーカルチャーにおけるフェードカットやアップバングは、本来骨格の凹凸をミリ単位で補正するために設計された技術だからです。
例えば、絶壁(後頭部が平ら)に悩む日本人の場合、バックの刈り上げを低めに設定してしまうと頭の平坦さが強調されてしまいます。バックの刈り上げをやや高めに設定し、つむじ周りの長さを残してボリュームを作ることで、横から見たシルエットを美しいアーチ状へと補正できます。
また、ハチ張り(頭頂部の両サイドが張っている骨格)の場合は、ハチの張り出している部分をツーブロックで短く刈り込み、トップの高さを強調することで、視覚的に縦長のシャープな菱形シルエットを構築することが可能です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
アスリートのヘアスタイルを自身のアイデンティティとして取り入れるにあたり、現在のライフスタイルや毛髪状態に応じた向き・不向きの判断基準は以下の通りです。
【このスタイルがおすすめな人】
- ビジネスシーンやスポーツシーンで、清潔感と力強い男らしさを両立させたい人
- 朝のスタイリング時間を5分以内で短縮し、一日中崩れないホールド力を求める人
- 月1回〜3週間に1回の定期的なヘアメンテナンスを習慣化できる人
【オーダーに慎重になるべき人】
- 額の生え際を前髪で完全に隠したいと考えている人
- カラーの規定が厳格な職場環境で、ブリーチを伴うハイトーンを検討している人
- 髪の伸びが早く、2ヶ月以上ヘアサロンに行かない期間が続く人(フェードは1ヶ月を過ぎるとシルエットが崩れやすいため)