なんJ民が大好物とする「登場人物の強さ議論」においても、『仁義なき戦い』は格好の題材です。バトル漫画的な「腕っぷしの強さ」と、ヤクザ社会を生き抜く「政治力・生存能力」の2軸で評価が分かれます。
単体の戦闘力・凶暴さにおいて満場一致でトップに挙げられるのが、『広島死闘篇』の大友勝利(千葉真一)です。一切のルールを無視し、欲望のままに暴れ回る姿はまさに怪獣そのものであり、劇中の暴れっぷりはネット上でも「歴代最強の暴走機関車」として崇められています。
一方で、組織内の生存競争における最強キャラとして推されるのが、武田明(小林旭)と松永弘(成田三樹夫)です。武田は腕力に頼らず、冷徹な頭脳と政治力で広域組織の頂点へと登り詰めました。また松永は、抗争の無意味さをいち早く悟ってスマートに引退する先見の明を持ち、なんJでは「最も賢明な勝ち組」と称賛されています。