手軽で経済的な布団乾燥機ですが、重大事故を防ぐために絶対に知っておくべき盲点があります。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)などの注意喚起でも触れられている通り、布団乾燥機を洗濯物乾燥に用いる際の危険性と火災リスクには最大限の警戒が必要です。
最も危険な行為は、「吹き出し口のノズルを洗濯物で直接塞いでしまうこと」です。洗濯物が温風の排出口に覆いかぶさると、機器内部の熱が逃げ場を失い、ヒーター周辺の温度が異常上昇します。通常は安全装置(温度ヒューズやサーモスタット)が作動して通電が遮断されますが、経年劣化や器具の不具合が重なった場合、過熱によってプラスチック部品が溶融し、最悪の場合は発火に至るケースが報告されています。
また、アロマオイルやエステオイル、食用油、機械油などが付着した衣類は、たとえ洗濯後であっても絶対に布団乾燥機の温風を当ててはなりません。油分は酸化発熱しやすく、密閉空間で50℃〜60℃の温風に晒されると自然発火するリスクが跳ね上がります。衣類乾燥袋を使用する際も、必ず「湿気と空気の逃げ道」を確保し、完全に密封して内部圧力を高めすぎないよう排気口を設けることが安全管理の鉄則です。