日本語の文を構成する要素は、大きく分けて「主語」「述語」「修飾語」「接続語」「独立語」の5つが存在します。中でも文の骨格を形づくるのが「何が(主語)」+「どうする/どんなだ(述語)」の主述関係です。
この骨組みに対して肉付けを行い、情報の内容を限定したり、情景を鮮明に描き出したりする役割を担うのが「修飾語」です。修飾語があることで、事実の輪郭がはっきりと読者に伝わります。
たとえば「猫が寝ている」という文を考えてみましょう。文法的にはこれだけで成立しますが、情景は漠然としています。ここに修飾語を加えるとどう変わるでしょうか。
「白い猫が、縁側で気持ちよさそうに寝ている」
「白い」が猫の姿を特定し、「縁側で」「気持ちよさそうに」が寝ている状況や場所を鮮明に描写しています。このように、文の骨格に豊かな具体性を与えるパーツこそが修飾語です。