2026年現在の国際情勢を語る上で欠かせないのが、アジアの二大巨頭によるトップ交代劇です。
長年にわたり世界最多の人口を誇ってきた中国は、2022年に約60年ぶりの人口減少を記録して以降、減少トレンドが定着しました。それに伴い、インドが中国を抜いて世界最多の人口大国へと君臨しています。
このインドと中国の人口逆転劇が生じた決定的な理由は、過去の人口政策と経済発展に伴うライフスタイルの変化にあります。
中国は長年続けた「一人っ子政策」の後遺症に加え、急速な都市化と教育費・住宅価格の高騰が若年層の結婚・出産離れを加速させました。合計特殊出生率は1.0前後という極めて低い水準に落ち込んでいます。
対するインドは、出生率自体は緩やかに低下しているものの、国民の平均年齢が約28歳と圧倒的に若く、再生産年齢の人口プールが分厚い状態を維持しています。この年齢構成の違いが、両国の命運を分ける決定打となりました。