機内でゆっくり食事を堪能したい派にとって、ターミナル内の「東京食賓館」を中心とした空弁売り場は見逃せないスポットだ。全国津々浦々の名物駅弁を凌駕する豪華絢爛なラインナップが整然と並び、選ぶだけでも目移りしてしまう。近年は単なる冷めた弁当の枠を超え、冷えても米が硬くならず肉の脂が上品にとろけるよう工夫された進化系弁当が主流となっている。
名門ホテルが監修した極厚カツサンドや、銘柄牛を贅沢に敷き詰めたすき焼き重は、機内の巡航高度で蓋を開けた瞬間に周囲の視線を集めるほどの存在感を放つ。匂いが広がりにくいよう配慮されたパッケージ設計や、揺れる機内でも食べやすいサイズ感など、細部に行き届いた気配りにも日本のものづくり精神が宿っている。