このムーブメントの仕掛け人であるクリエイティブディレクターの明円光(みょうえん・ひかる)氏と、彼が率いるチーム「entaku」の存在を外すことはできない。彼らは日常の中にある微細な感情や、誰もが一度は経験したことのある「気まずさ」「愛おしさ」を鮮やかに切り出すイベント企画のプロフェッショナルだ。
単にアートを鑑賞するにとどまらない体験型エンターテインメントとしての仕掛けが随所に施されており、見る者全員が「あ、これ私だ」「友達の〇〇ちゃんにそっくり」と共感の声を漏らしてしまう。この圧倒的な当事者意識を生み出す緻密なロジックこそが、洗練されたコンセプト展として爆発的な支持を集める最大の理由である。