いまやグラフィックの主戦場は紙媒体やWebサイトにとどまらない。Tシャツのバックプリント、キャップの刺繍、スケートボードのデッキに至るまで、フードグラフィックはアパレルシーンにおける強力なカルチャーアイコンとして君臨している。
サブカルチャーの文脈において、ポップなフードモチーフは古くから反骨精神やカジュアルな自由さの象徴とされてきた。ポップアートの巨匠たちが日常消費財を題材にしたように、現代のストリートブランドもまた、ダイナミックに崩されたバーガーアートをグラフィックデザインの核に据える。ストリートウェアを着る人々にとって、それは単なる食べ物の絵ではなく、都市生活の軽快さや遊び心を身にまとうアイデンティティの表明なのだ。