今大会の最大の目玉は、地方大会で自己最速となる157キロを計測した超高校級右腕の存在だ。しなやかなフォームから繰り出されるストレートは、打者の手元で伸びるだけでなく、トラッキングシステムで毎分2,500回転を超える高回転量を記録。打者陣のバットが空を切るシーンが相次いでいる。
一方で、飛ばないバットと呼ばれる新規格への対応を果たした打者たちの進化も見逃せない。かつてのような大振りではなく、コンパクトなスイングから鋭いライナーを左右に打ち分ける打撃技術を確立。パワーと技術を高次元で融合させた野手陣の台頭が、投打の緊迫した攻防を生み出している。