二代目水影が誇る最大の奥義が、分身忍術「蒸危暴威(ジョーキーボーイ)」だ。油と水で構成された小柄な分身が縦横無尽に動き回る。運動によって分身内部の水が加熱・蒸発し、急激に膨張することで広範囲の大爆発を引き起こす。さらに恐ろしいのは、爆発後に冷やされた水蒸気が再び水滴へと戻り、無限に爆発を繰り返す点だ。
この「無限爆破」のメカニズムは、初見での対処をほぼ不可能にする。しかし、完璧に見えるこの大技にも致命的な弱点が存在する。それは、分身を急激に冷却し、水蒸気の膨張を物理的に阻止すること。第四次忍界大戦では、砂と金を混ぜ合わせた我愛羅の砂金によって熱伝導を封じられ、動きを封殺された。自身の能力の限界とリスクを熟知していたからこそ、幻月はこの技を「奥義」として秘匿していたのだ。