秀吉を天下人に導いた怪僧・宮部継潤!鳥取城渇殺の裏に潜む真実

秀吉を天下人に導いた怪僧・宮部継潤!鳥取城渇殺の裏に潜む真実

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もともとは近江国宮部村の土豪であり、比叡山で修行を積んだ僧侶であった彼を歴史の表舞台へ引きずり出したのは、北近江の覇者・浅井長政との関係だった。浅井家の重臣として小谷城の防衛網を担っていた宮部は、信長包囲網が狭まる緊迫した局面で、長政を見限る冷徹な決断を下す。

元亀4年、信長による小谷城攻めが佳境を迎えるなか、宮部は羽柴秀吉の手引きによって織田方へと寝返った。単なる裏切りではない。自身の領地と一族の命脈を確実に保つための、冷徹極まる情勢分析の結末だった。この寝返りにより小谷城の喉元を突かれた浅井長政は致命的な打撃を受け、滅亡へと転がり落ちていく。僧侶としての衣を脱ぎ捨て、泥臭い戦国の現実を選び取った宮部継潤の真骨頂がここにある。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。