事件後、自殺幇助の罪に問われた公判は東京地方裁判所で開かれた。法廷に姿を現した猿之助は、黒のスーツに身を包み、深く俯きながら審理に臨んだ。裁判では、事件当夜に交わされた家族との生々しい会話や、彼自身が抱えていた絶望の深さが詳細に明かされた。
検察側は両親の死を助けた責任の重さを厳しく追及したが、弁護側は本人が深く反省していること、また過酷な心理的状況下での出来事であったことを主張。東京地方裁判所が下した判決は、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決であった。
裁判官からの問いかけに対し、彼は小さな声で「歌舞伎で恩返しをする権利があるのかどうかも含め、今後の生き方を考えたい」と述べた。この判決は、罪の重さと執行猶予という現実の間で、多くの人々に複雑な感情を抱かせる結果となった。