NHKにおける着ぐるみ人形劇の歩みは、日本のテレビ放送史そのものと言っても過言ではありません。1960年にスタートした第1作『ブーフーウー』は、三匹の子ぶたの後日談というユニークな設定と、黒柳徹子氏をはじめとする名優たちの声の演技で社会現象を巻き起こしました。
1982年に登場した第8作『にこにこ、ぷん』は、歴代最長となる約10年半(1982年4月〜1992年10月)にわたって放送され、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの3人が織りなす等身大の友情劇がお茶の間を魅了しました。その後、『ドレミファ・どーなっつ!』『ぐ〜チョコランタン』『モノランモノラン』『ポコポッテイト』『ガラピコぷ〜』、そして現在の『ファンターネ!』へとバトンが繋がれています。
時代を下るごとに、単なる勧善懲悪や善悪の対比ではなく、「互いの個性を認め合う共生社会の縮図」を描く方向へと演出の舵が切られてきた点が、この長寿コーナーの大きな特徴です。