「カラーをしているから寄付できない」「白髪が混ざっていると弾かれる」といった噂が散見されますが、これは明確な誤解です。国内最大手のNPO法人JHD&C(ジャーダック)をはじめとする主要窓口では、髪色・髪質・年齢・国籍・性別を問わず一切不問と明記されています。
寄付された髪は、国内や海外の提携工場で過酸化水素水などを用いた高度なトリートメント処理が施されます。一度キューティクルを剥離して色素を均一に脱色し、薬品処理を経て暗褐色に再染色・コーティングされるため、元の髪色や白髪の有無は仕上がりに影響しません。ただし、工場での加工プロセスに耐えられるかどうかが唯一の絶対基準となります。
合否を分ける境界線は「引っ張った瞬間にプツプツと切れてしまうほどの極度なダメージ毛ではないこと」です。過度なブリーチを繰り返して強度が著しく低下している場合や、激しい傷みで千切れてしまう毛髪は加工工程で破断してしまうため活用できません。通常のヘアカラー、パーマ、縮毛矯正、グレイヘアであれば、日常的なブラッシングで千切れない限り問題なく受け入れられます。