自衛隊の戦力構造において、国際的に最も突出した評価を受けているのが海上自衛隊です。単体の海洋戦力として比較した場合、海上自衛隊世界ランキングは米海軍、中国海軍に次ぐ実質的な世界トップ4クラスの抑止力を保持しているとみなされています。
筆頭に挙げられるのが自衛隊潜水艦の実力評価です。世界有数の静粛性を誇る「そうりゅう型」後期艦や最新鋭の「たいげい型」潜水艦には、高容量のリチウムイオン電池が世界に先駆けて実戦配備されました。原子力潜水艦のような長期間の超高速航行はできないものの、浅海域や領海近海における隠密行動能力と静粛性は「米海軍の攻撃型原潜すら探知が困難」と米軍合同演習の現場でも畏怖されています。
さらに、ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」「かが」の事実上の軽空母化改修が完了段階に入った点も見逃せません。最新鋭ステルス戦闘機F-35Bの艦上運用が可能になったことで、離島防衛および洋上航空優勢の確保能力は劇的に飛躍しました。水上戦闘艦においても、弾道ミサイル迎撃能力を持つイージス艦を8隻体制で運用し、さらに大型のイージス・システム搭載艦の建造計画が進むなど、防空・対潜・対水上の全方位において隙のない海洋防衛網を築き上げています。