ひとみばあさんの基本プロフィールとして、本名はコントによって「ひとみ」「瞳」などと名乗りますが、年齢設定はおおむね70代後半から80代前半とされています。志村けんのキャラクター一覧を振り返ると、権力者のパロディである「バカ殿様」、ナンセンスギャグの極致である「変なおじさん」、哀愁を漂わせる「いいよなおじさん」や「重造じいさん」など多彩ですが、その中でもひとみばあさんは「憑依芸(リアリズムとナンセンスの融合)」の最高到達点と評されています。
『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)で本格的にブレイクして以降、ひとみばあさんは定食屋の店員、旅館の仲居、マッサージ師、ラーメン屋の店主、さらには警察署の受付や病院の看護師に至るまで、あらゆるシチュエーションに出没しました。社会の様々な持ち場で一生懸命働いているものの、その過度なマイペースさで周囲を大混乱に陥れる構図が、お決まりの黄金パターンとして定着したのです。