大学付属の医療機関として、もうひとつの極めて重要な使命が「次世代を担う医療人の育成」だ。館内を歩くと、指導医の傍らで真剣な眼差しを向ける研修医や看護学生、診療放射線技師たちの姿が目に入る。
ここではVR(仮想現実)を用いた高度な手術シミュレーションや、医師・看護師・薬剤師・リハビリ職が対等に意見を交わす多職種連携(MD-D)トレーニングが日常化している。知識を詰め込むだけの教育ではなく、目の前の患者の痛みに共感する「人間性」と、科学的根拠に裏打ちされた「冷静な判断力」。その双方を兼ね備えた医療者が、この北本の地から全国へと羽ばたいている。