この「半額ラッシュ」に穏やかでないのが競合他社だ。これまで東京〜金沢・福井間を5,000円〜8,000円台で結んできた夜行高速バスや、羽田〜小松便を運航する航空会社は、価格面でのアドバンテージを一時的に失う格好となった。
バス事業者の担当者は「新幹線が8,000円切るとなれば、快適性や所要時間で勝負するのは厳しい」と焦りを隠さない。一部のバス会社では早期割引の拡大やシートの快適性を前面に押し出した対抗策を模索し始めている。一方の航空各社も、マイル倍増キャンペーンやパックツアーの割引を強化。北陸への移動手段をめぐる顧客争奪戦は、2026年春、かつてない熱を帯びている。