近年ではスタントの統括にとどまらず、作品全体のトーンやカメラワーク、編集プランまでを司るアクション監督としてのオファーが絶えない。Amazon Prime Videoなどの配信プラットフォームが手がける野心的なオリジナル作品群においても、ストーリーテリングと直結したアクションシーンの構築を任されている。
「戦う理由がないアクションはただの体操に過ぎない」と彼は断言する。脚本の行間に隠されたキャラクターの葛藤をアクションでどう具現化するか。単なる見せ場作りではなく、ドラマを加速させるための起爆剤としてのアクション演出。クリエイターとしての池内の視線は、すでに作品全体の演出論へと向けられている。